軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_015
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp
☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/

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第3章 ダイニング 。・。・。・。・。・。・。・。

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第15話「ダイニングの、オンリー・ワンのシャンデリア」

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天井の梁自慢&苦労話を延々してしまいました。
あ、首はそのままで。
次に、天井にひときわ輝く(と、私は思っている)照明をご覧いただきましょう。

「外観」で、アイアンの面格子のお話をしたことを覚えていらっしゃいますか。

軽井沢在住の作家さん、野本氏にご活躍いただいたのですが、
このダイニングの照明も、野本さんの手によるものなのです。

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ある日のこと。
アイアンの面格子のデザインの打ち合わせにやってきた野本さんに、
私はすりすり、とすりよって、もみ手などをしてみました。


「ものは相談なんですがね、だんな、へっへっへ」


というのは嘘ですが、どうも卑屈になってしまうのには理由がありました。

私は野本さんにおそるおそる言いました。
「ダイニングの照明を作って欲しいのですが、またしても予算が少ないのです」

はい、理由は予算でした。

優しい野本さんはおっしゃいました。

「おもしろそうですね。さっそくデザインしてみましょう」

えーん、ありがとう、野本さん!





そして、できあがってきた照明がこれですっ。





気泡が入っているかのような美しいガラスは、野本さんの知り合いの
ガラス作家さんが、心をこめてふいているので(たぶん)、三つがそれぞれに
形も色も違って、とってもキュート。

そして野本さんによる、ぐるぐる巻きのアイアンも、アジがあります。
しかーし、それよりなにより、私が一番好きなのは、ソケット部分の
カヴァーなのです。



これも、いつものように「なんとかしてくださいっ」と野本さんに懇願して、
つけてもらったものです。
元は、銅製のアンティークのコーヒーカップなんだそうですよ。
なんて、素敵なんでしょう。


「そ、そこまでやるか?」

と夫は、なかばあきれて言いました。

私はきっぱりと答えました。

「ええ、そこまでやるんです」。


だって。
これだけ、こだわった照明なのに、あの無粋なプラスティック・ソケットが
むきだしなんて、絶対絶対いやよね。

あのですね。やるならやる、やらないならやらない。
これ、基本でしょう。

おしゃれと一緒よ。
びしっとこだわるなら、上から下までキメてね。
中途半端がいちばん見苦しいの。

外観の「むき出しの基礎は白いスポーツソックス」と同じ理由で、

「むき出しのソケットは白い体育帽」

ってとこでしょう。

ドレスアップしている女性が、頭に白い体育帽をかぶっている姿を
想像してみてください。しかも、首に白いゴムつき。

むき出しの基礎と同様、私はどうしてもイヤだったのです。白い体育帽が。

そして、ごねた結果、こんなにゴージャスな帽子が!
大満足です。

理解とアイデアをありがとう、野本さん。

ところで、ダイニングの照明だけ、なぜ野本さんにお願いしなければならなかったのでしょう。
しかも低予算で…。

それには、これまた深〜い理由があったのです。


★次号予告
「蛍光灯の消滅、白熱灯への偏愛」
お楽しみに!

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まぐまぐ