軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_019
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp

☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/


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第3章 ダイニング 。・。・。・。・。・。・。・。

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第19話「裸足で歩くのが快感! 無垢のパイン材」
浅科

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床塗り初体験

床は無垢のパイン材です。

焦げ茶色に色をつけたわけですが、これも、ああ、いい思い出。

というのは、なぜか丸山さん、まだ家の設計をしているあたりから、

「最後の床塗りは、みんなで一緒にやりましょうねっ」と、おっしゃっていたのです。

「やっぱりね、施主さんも家作りに加わって欲しいと、常日頃から思っているんですよ」と、
にこにこしておいででしたが、きっと、時が経つにつれ、

「このひと、参加しすぎ…」

と感じたに違いありません。

それなのに、家作り最終段階で、

「さあっ、床を塗る時が、いよいよやってまいりましたっ」

と明るく言えた丸山さんは、とっても大人だと思います。

いいえ。とんでもない。いくら私でも、
「もしかして、人件費を抑えるためでは?」
なんて、思っていません。


さてさて、塗料は自然素材で、色は「ウォルナット」。

これを刷毛で塗っていきました。
とっても楽しかったですよ。
丸山さんも、とっても楽しそうでした(こういうのを希望的なんとかと…)。





「生真面目一本」の現場監督酒井さんと、丸山さんと私たち夫婦。
4人でせっせと塗ったので、あっという間に終わりました。

もちろん、後日、塗装屋さんが、二度目を、綺麗に塗ってくれました。

そのうえに、ワックスを塗って完成です。

ほんとうに、今、眺めてみても、まるで、最初から予定されたいたかのように、
空間にぴったりで、大満足です。
そして、私は明るいステンドグラスを眺めながらしみじみと思うのでした。

からでも、これも足しげく現場に通っていなかったなら、
できなかったことだわ。

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床をどうするか、それが問題よ

この無垢のパインに決めるまでには、いろいろと迷いがありました。

私は本来は、絨毯が好きなので、できれば、全部の床という床に絨毯をしきつめたかったのです。

しかーし、我が家には、床を汚す人間が二人もいます。
三人家族のうち、二人ですから、これは高い比率といえましょう。

なので、「ぜんぶじゅうたん」の夢は、かなり早い段階で捨てました。

となると、やはり、フローリングが浮上してきます。
フローリング…。

なんだか嫌い。
つるつるすべすべのイメージが、どうも馴染みません。

そこで、私は丸山さんに言いました。

「ぴかぴかにならなくて、しかも気持ちが良くて、しぶい感じの床材はないですか?」

丸山さんは、う〜ん、とうなった後、「無垢のパインしかないでしょう!」
と得意そうにおっしゃったのです。

「それ、何色ですか?」
と私。

「木の色ですよ。はっはっは」
と丸山さん。

ようするに、「ナチュラル」というもの。
これまた私の嫌いな響き。

なちゅらる。

どうも胡散臭いです。

「ナチュラル、ですか」

と、思い切り不満そうな私に丸山さんはおっしゃいました。

「塗ればいいんですよ。山口さんの好きな、古くて汚くて暗い色に」

丸山さんを見上げると、どうも口元が「いっひっひ」と言っているような
気がして…。

古くて汚くて暗い色に塗る…。


私は言いました。

「すてきっ、そうしましょう!」

こうして床が決定したのでした。





問題点も…

それで、無垢のパインですが、これがとっても気持ちがいいんです。
裸足で歩くのが快感。
頬ずりしたいくらい。しないけど。

ただ、一つだけ問題点がありました。
我が家は一階部分だけ、床暖房をいれているのですが、「乾燥」で、木が縮むのです。

できたてのころは、ぴったりくっついていた木が、冬になると、
隙間が目立つようになりました。

私は、ええ、「古くて汚くて暗い」家が好きな女ですから、それほど気になりません。

けれど、隙間なんてイヤイヤ、ぜったいイヤっ。

と気になさる方には、床暖房用の床材をおすすめします。

それでもね。

やっぱり、気持ちがいいのよ。
天然木の床って。
他の家にお邪魔した時などに、「我が家の床はやっぱりいいわー」
と、しみじみ感じてしまうのは、嫌味な女… でしょうね…。


★次号予告
カーテンにまつわる話など、いたしましょう。


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まぐまぐ