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■■■軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_020■■■ |
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。
限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。
「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。
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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!
はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。
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完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。
もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。
どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。
まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。
…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp
☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/
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第3章 ダイニング 。・。・。・。・。・。・。・。
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第20話「あなどれないカーテン」
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■■■カーテンこわい■■■
「自己満足」だらけの家のなかでも、「とっても自己満足」しているものが、
このダイニングのカーテンです。
カーテン。
最後の最後になって、もっとも頭を悩ませたのが、「カーテン」と言っていいでしょう。
なんといっても、カーテンは「納得できない価格」のものがほとんどです。
こんなものが、なぜに、こんなに…。
と、絶句するほどに、高価です。
しかも、我が家は窓の面積が少ないので、それほどではありませんが、
たいていの家では、窓の面積が広い。
それを覆うカーテンとなると、カーテンが、その部屋のイメージを
決定するといっても過言ではありません。
先日も、家作り真最中の女性がおっしゃっていました。
「ほんとうに気に入ったものでないと、毎日、あーあ、とため息をつく結果になるでしょう?
そしてほんとうに気に入ったものは、目がとびでるほどに高価。
いっそのこと、障子にしてしまおうかと思っているのよ」
ほんとうに、痛いほどにそのお気持ち、わかります。
カーテンをあなどってはいけない。
最初からカーテンを手ごわい相手、と考えていた私は、かなり早い段階から、
カーテンを物色しはじめました。
カーテンを扱うお店に足を運んだり、カタログを借りてきたり、
ネットで「激安カーテン」を検索したり、格闘しました。
けれど、やはり、「これがいいっ」と思うものは、スペイン製とかなんとかで、
たとえば、このリビングとサンルームを仕切る窓(というか引き戸)に、
それを使うとなると、それだけで、10万円以上!
だめだめ、だめです。
我が家のカーテン予算は20万円。
もちろんレールもすべて入れた予算です。
丸山さんにその数字を言うと、「はっはっは」と笑われてしまいました。
「みなさん、価格を低くおさえても、たいてい一軒の家に30万はかかりますよ。
ましてや、山口さんのお気に召すような(このあたりたいへん意味あり風におっしゃるのよ)
ものとなれば、40万は覚悟したほうがいいなあ」
だって、ないものはないんですってば。
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■■■理想を描くのはタダ■■■
丸山さんのお言葉に私はかえって、ファイトをかきたてられました。
そして、いつものように、まずは、理想から入りました。
理想を思い描くのはタダですもの。
ありとあらゆる雑誌の中から、イメージに合うものを選び出し、
その理想に沿って、進めることにしました。
カーテンレールは全体のイメージからアイアン製、と最初から決めていました。
ところが、カタログを見せていただくと、
これまたびっくりするくらいに高額。
レール一本にそんなにかけられない、と私はまた夜な夜なネット検索をするはめになりました。
それでもやってよかった。
格安(たぶん)作ってくれるところを発見。
http://www.lares.dti.ne.jp/~georulin/main.html
カーテンホルダーも、こちらで注文しました。
そうそう、カーテンホルダーも、こだわりはありました。
というのも、私はあの「ふさかけ」(というのか?)が
大嫌いなのでした。
第一の理由として、あの、甘さ、装飾過多が好みではない。
第二の理由として、手間がかかる。
というわけで、ひょい、とひっかけるだけでOKの
ホルダーを探していたのです。

さて、カーテンですが。
さんざん迷ったあげくに、「かけるところにはかける、かけないところには、かけない」
(お金のことです)
という、方針を定めました。
つまり、ダイニング、リビングは、気に入ったものを多少高額でもつける。
寝室はカタログのなかでも、もっとも安いものにする。
二階の仕事部屋は外の景色を見ることにする(つまり、つけない)。
■■■人の手を借りることの快楽■■■
家作り最終段階に入り、疲れ果て、ばたっ。
と倒れる寸前だった私は、ごめんなさい、最後は、
ある人に頼ってしまいました。
アートハウジングのインテリア・コーディネーター、小幡さんです。
この美しい女性に、私は、カーテンのオーダーからとりつけまでをお願いしたのでした。
ほんとうは、ネットの「激安カーテン」に、自分で採寸してオーダーし、
自分でとりつけようと思っていたのですが、
自らの命にはかえられん、と小幡さんにすがりついた、といった状況でした。
「これとこれをこうしてください」
と言うと、
採寸して、オーダーしてくださる。
ええ、もちろん、あちらはそれがお仕事なのですが、
私は、「人に頼む」ことがこんなに楽だとは知りませんでした。
今後は、引越しを、「おまかせぱっく」にする人々のことも、
ダスキンに掃除をおまかせする人々のことも、ぜったいに
批判しません。
というわけで、結果、ほぼ予算内でおさまったのでした。
■■■軽井沢ならではのカーテン■■■
ダイニングのカーテンは、安い「なんちゃってベルベット」の緑を
ベースに、ちょっと値のはる輸入生地を重ねていますので、これが一番高価でした。
でも「理想」のに近くなって満足です。

リビングも「なんちゃってベルベット」の深紅に、緑のトリムを
縁取りしました。
これも「理想」のに近いです。やったあ。

どちらも、私のオリジナルデザイン、ということで、
これまた自己満足なのでした。

「でも、それにしても、これだと夏は暑苦しくない?」
と言われることがあります。
私はここで、まってました、とばかりに不敵な笑みで答えます。
「ぜんぜんっ」
だって、軽井沢ですもの。
ノー・ストーブの日がほとんどない、軽井沢ですもの。
日中は暑い日はあっても、夜暑い日がない軽井沢ですもの。
問題なしです。
我が家のカーテンには、ほとんどレースがないのも特徴でしょうか。
二重のレールも好きではないし、なんといっても、
窓の外の景色が美しいのですから(軽井沢自慢)、レースで隠す必要はないのです。
それに、太陽がまぶしすぎて、日中でもレースのカーテンなしではいられないような家が嫌で、
窓を小さくとっているのですから、もともと必要はないのです。
これも、低予算で済ませることができた理由の一つなのでした。
★次号予告
「運命の家具、フランスのアンティーク物語」
お楽しみに!
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