軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_021
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp

☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/


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第3章 ダイニング 。・。・。・。・。・。・。・。

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第21話「運命の家具、フランスのアンティーク物語」


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絵の似合う家、というコンセプト

うっかり忘れていましたが、「軽井沢ハウス」のコンセプトの一つとして、
「絵を楽しむ家にしたい」というのがあったのでした。

絵画にまつわる仕事をしていた関係もあり、我が家には、幾枚か、大切な絵が
ありました。

窓を小さくとったのも、断熱上の理由もあったけれど、「壁面」がたくさん欲しい、
という希望ともつながっていたのでした。そういえば。

さて、幾枚かの絵のなかでも、もっとも重要なのが、ダイニングに飾られているこの
一枚です。

 
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これは、出崎くみこ という画家の作品で、結婚記念に描いてもらったものです。

*彼女は拙著「うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ」の挿画も描いて
くださっていて、彼女との「感動の再会」(←思っているのは本人だけのような)に
ついては、「あとがき」で詳しく書いてあるので、ぜひ読んでください(おもいきり宣伝)。
さあ、こちらから!
楽天ブックス【うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ】

そんなわけで、家を作る、ということになったとき、「この絵をどこに飾るか」は、
大切なテーマでしたので、設計段階から、この絵がこの場所にくることは、
決定していたのです。当然、壁もそのために補強してあります。

問題は、絵の下に置くべき、サイドボードでした。
バランス等を考えると、絵よりも少しだけ幅があり、しかも邪魔にならないように、
奥行きはせいぜい、35センチ(少なければ少ないほどいい)、高さは80センチ
W145×D35×H80のサイズで、しかもアンティークっぽいかんじのが、どうしても欲しかったのです。
しかも低予算で(でたっ)。

運命の人には、あきらめかけていたときに出会える

そして、私は探しました。
インターネットで、一ヶ月。
そして、もうネットでは埒があかない(?)と、東京のショップめぐりまでしました。
目黒、吉祥寺…。数日かけて、車で、徒歩で、探し回りました。

ところが、ないのです。
このサイズのものが、まったくないのです。
そうです。サイドボードは、たいてい奥行きが40センチ以上なのでした。

アンティークショップはもちろん、リサイクルのお店まで見たのに、
呪われていると思うほどに、ない。ないのです!
(ほとんど絶叫したいくらいでした)

私は疲れ果てて、軽井沢に帰ってきました。

もうやだ。私はいったい何をしているんだろう。
家具ひとつのために、こんなに労力をかけて。

基本的な疑問が胸にひろがります。

そうです。

わたし、なんのために、こんなことを?

が、暗雲のごとく、胸いっぱいに、たちこめてしまったのです。

この疑問が出てきたら要注意です。
この後、虚脱状態になる恐れがあるからです。

そこで、私は、すっきりと、こうすることにしました。
そうです。サイドボードをあきらめたのです。

「気に入らないものをお金出して買って、気に入らないものを
毎日眺めるくらいなら、ないほうがまし」

という一見ステバチな、けれど、私なりには、たいへん理にかなった理屈です。

そうして、私はサイドボードの呪縛からようやく解き放たれたのです。

……。

あれは、そんなこんなから一ヶ月が過ぎた、平日の夕刻のことでした。

いつものように私は娘を保育園に迎えに行きました。
いつもの道をいつものように通っていると、このところ閉まっていた、あるお店が
開いているのが目に入りました。

「D's Collection 軽井沢店」のアウトレット店です。(軽井沢駅近く18号沿いよ)

以前、このお店で、破格の(こんなのばっか)椅子を買ったことがありましたが、
全体的に、私にしてみれば高額のお店なので、すっかり頭からはずれていたのです。

私は、何か目に見えない力にひっぱられるかのように、おもわず車を止め、
ふらふらと中に入りました。

そして、そこで、出会ったのですっ。
探し求めていたひと、いいえ、家具に。

それは、店の入り口近くにありました。
上には雑然とダンボールが積まれていて、ほこりまみれでした。
けれど、運命の人との巡り合いがそうであるように、
私にはわかったのです。
そこに、私の探していたものがあるということが…(←ほんとうか)。



私は店員さんに言いました。気をつけていても、声がうわずってしまいます。

「こ、これ、売り物ですか?」

店員さんは、「えーと、たぶん、そうだと思います。なにしろ、先代が買い付けてきたもので、
ずっとあるので…」とおっしゃいます。

「ど…どこの家具ですか? 」

調べてくれた店員さんの話によれば、フランスのアンティーク。
もう、私はノックアウトです。

フ、フランス。おフランス…。
イギリスじゃなくて、フランス!
(日本に入ってくるアンティークはほとんどイギリスものなのよね)

しかも、サイズがジャスト。いいえ、ジャスト以上!奥行き30センチ!
しかも、しかも! 交渉の結果、お値段もほぼ、予算以内!

卒倒しそうでした。
ええ。ほんとうに。

かくして、運命のひと、いえ、運命の家具は私の家にやってきたのでした。

それにしても、まさか、こんな近所に、理想の家具があるなんて。
あっけなくて気が抜けちゃうわ。

ダストボックスへの不満

たかがサイドボードひとつに、時間をかけてしまって…。
失礼いたしました。

さて次に、こちらをご覧ください。
ダストボックス、ごみ箱です。
そうです。ダンボールに布をはりました。



ダストボックスも、探したのですよ。
けれど、これまた気に入ったのがない。

どうして、どれもこれも同じようなのでしょう。
ちょっとおしゃれかな、と思うと、たいへん小さかったりして、
ぜんぜん、実用的じゃないんです。

場所の関係で、薄型のが欲しかったのに、まったくないものですから、
しょうがなく作ったというわけです。

手づくりのダストボックス。
どうも、抵抗があります。
しかし、作るしかない。

このときのポイントは、安っぽい布は避けるということでしょうか。
手づくりって、自己満足するぶんにはいいけれど、どうしても
安っぽくなりがちです。それに、用途が「ゴミ箱」なので、だからこそ、
品が欲しい。

ですから、この布は、カーテンに使った布と色違いの、しっかりとした
生地を使いました。


ぼんぼん時計

この「ダルマ時計」は、ぼーんぼーん、という懐かしい音が聞けるものです。
インターネットで探して、「新居祝いとして、時計をプレゼントしたい」という両親に、
「これがいいですー」と伝えて、いただいたものです。



音が、なんとものんびりとしていて、いいかんじです。
お客さまの長居も阻止できます(どうか冗談として受け取ってください)。

その下には、なんちゃってアンティークのチェストです。
ステンドグラスと同じ、軽井沢の「レジーナ」で購入しました。
たぶん、すごく安かった。

値段を言うと、たいていの方が驚かれます。だって二万以下。


★次号予告
「階段下収納マジックとは?!」
お楽しみに!

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まぐまぐ