軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_022
***************************

恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

***************************
軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp

☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/


****************************** ***

::::::::::::::::::::::: ::::::::::::

第3章 ダイニング 。・。・。・。・。・。・。・。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

第22話「階段下収納マジック!」


:::::::::::::::::::::::::::::::::::

************** *******************

収納スペースは広ければ広いほどいい、についての大いなる疑問

家を建てようと決めたときは、そりゃあもう、ありとあらゆる所から、
資料を取り寄せました。
大手ハウスメーカーから、小さな工務店まで、広告に目を引くものがあれば、
すぐに連絡をとったものですから、さまざまな会社のパンフが集まった
ものです。

おそらく時代の流れによる「自然素材」とか「バリアフリー」といった
コピーに並んで、ときどき「たっぷり収納」なんてのもありました。
それを目にするたびに、「やはり、やはりなのだわ」とひとりつぶやいたのは、
次のように考えたからです。


収納はあればあるほどいい。
と思っている人はきっと多いのだ。だからこのようなコピーが、
自慢気に並び、そして主婦向け雑誌には、「収納の達人」(そんなのがほんとに
あるのか知りません。適当なコピーです)みたいな特集が、たびたび組まれるのだわ。

私は「収納」に命を懸ける人とは気が合わないようです。
というのは、
「生活に必要なものなんてそれほどないでしょう」
と思っているからで、
収納スペースにしまわれているもののほとんどは、ガラクタとし、
よって、それに懸命になることに価値を見ないからです。

なんてこと言いながら、悲しいかな、人は(私は)やはり欲深く、
思い切りが悪いので、「もったいない」とか「思い出に」といった理由を
つけて、ぜったいに後で使うことはないし、ぜったいに後でそれを肴に思い出に
ひたることはなくても、「ガラクタ」をとっておいたりしちゃうものです。

ここで、「ああ、どうして私ってば思い切れないのかしら」と、自分を責めるのは
精神衛生上よろしくないので、ここは、何か別のもののせいにするしかありません。

そこで私は、こうすることにしました。

「すべては、とっておくスペースがあるからいけないのだ!」

そうです。
場所があるから、とりあえず、とっておいてしまうのです。
だから、すっきりとした生活をするためには、収納スペースを
狭くするしかない。
これが、私の、おそらく誰にも賛成してもらえない意見です。

というわけで、「軽井沢ハウス」は収納スペースが比較的少ない
家になったはずなのですが、
まったく作らないというわけにもいかず、二階部分になぜか割と
たっぷりした収納スペースが、できることになりました。
(二階をご案内したときに、お見せしますね)

 
ページトップに戻る

収納は、奥行きが深すぎてはいけない

なので、一階には、ほとんど収納はいらなかったのです。
けれど、最低限のスペースは必要でしょう。
何を入れるかって?

掃除機、古新聞等、見えるところに置いておかないほうが、
美しいものたちです。

そこで、平凡ながら、階段下をそれにあてることにしました。
ところが、よく考えてみると、奥行きがあまりにもありすぎます。

奥行きがあると、取り出しにくい奥の方には結局ガラクタと埃
が積まれるだけです。
これは困りました。そこで、名案はないものか、と考えました。

そしたら名案が浮かびました(あっさり)。
ええ、これはけっこう、すぐに思いついて、(いつものように)
「我ながら本当に、ナイスアイデアだわっ」と絶賛したのでした。

というのも、ここは軽井沢ですから、冬はタイヤの交換が必須。
かつ、雪かきの道具、ソリなど、冬に使うものがけっこうあるのです。
ですから、これらのものをしまっておくスペースは必要だな、とは
考えていたのです。
物置を置くのは嫌だし、どうしようかなあ。でも仕方ないかなあ。
と考えていたところに、「階段下収納、奥行きありすぎ」の問題が生まれた、
というわけです。


私はさっそく、自分の「ナイスアイデアっ」を丸山さんに
伝えました。

「こしょこしょ、ね? いいでしょ?」

丸山さんは、「うん、それはいい考えだ!」
と珍しく(強調)本気で(強調)褒めてくださいました(と思います)。

つまりですね。
階段下収納が可能な部分を、真ん中で仕切って、ダイニング側と
外側の両方から使えるようにしたのです。



そして、外の部分には、タイヤや、庭掃除の道具、ソリ、雪かきの道具
などを収めました。



ダイニング側には、現在、掃除機や新聞紙、ゴミ袋等が収まっています。
奥行きが浅いので、とっても使い勝手がよく、気に入っています。

扉はもちろん、ルーバー調。湿気がこもらないようにするためです。


★次号予告
来週は、いよいよリビングをご案内します。
お楽しみに!


************** *************************
ページトップに戻る
まぐまぐ