軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_025
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp

☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/


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第4章 キッチン 。・。・。・。・。・。・。・。

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第25話「三つの表情をもつリビング」


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リビングに求めること

「まるでリビングに抱かれているような感覚!」
これがリビングを作るときのイメージでした、と、すでにお話しました。

そのほかに、「三つの表情をもつリビング」も欲しかった。
つまり、次のようなイメージです。

1. 一人きりのための空間
2. 二人で楽しむ空間
3. 何人かで楽しむ空間

その時々に応じて、表情が変わるという意味です。

我が家のリビングは、統一感がないと思います。
ごちゃごちゃしているというか。
家具も動かすし。用途に応じて、ソファはさすがに動かしませんが、
チェアやコーヒーテーブルを、ちょこちょこ移動させています。

さて、それでは、1)からお話しましょう。


1. 一人きりのための空間

「結婚に必要なものはコミュニケーション。そして一人になれる場所があること」

これは、ハリウッドのファースト・レディと呼ばれた女優ベティ・デイビスの
言葉です。

「イヴの総て」という古い映画がありますが、ベティ・デイビスの迫力が
すごかった。駆け出しの頃のマリリン・モンローも出ていて、好きな映画の
ひとつです。

さて、いきなり話がそれていますが、ベティが結婚について言ったのと
同様(どこが)、「一人になれる場所をもつこと」、
これを私は大切だと考えるのです。

私がここで言うのは、「そこにいれば、すーっと落ち着いて、
一人きりを満喫できる場所」という意味です。

一人がけのソファが私の場合、それにあたります。
ここに座ると、とても落ち着きます。
たいていは、ここで本を読んだり、構想をノートに記したりしています。

一人きりで部屋にいるとき、二人がけソファに座ることは
まずありません。
(ごろん、とすることはあっても)

この一人がけソファは、オリジナル商品。
どんなに探しても気に入った柄のソファがなかったので、
形だけ気に入ったソファを選んで、布をかぶせました。
布は、東京、吉祥寺のユザワヤで購入しました。

 
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2. 二人で楽しむ空間

夫と映画を見たり、娘と本を読んだりするときは、このソファです。

このソファは、もう何度も登場している、軽井沢のアンティーク&
リサイクルショップ、レジーナで購入しました。

まだ、家の設計段階だったというのに、一目ぼれしてしまって、
前の家に置いておいたのでした。

オーダーメイド商品とのこと、ふんだんに布が使われていて、
座部前面の独特のカーヴが気に入りました。
もちろん、価格も。



3. 何人かで楽しむ空間

さて、あまりないことですが、友達や親戚が複数でいらした
とき、あるいは、家族三人で「ウノ」をしたりするときは、
このスペインのアンティーク(自慢する女)のチェアが登場します。



これは、ダイニングのサイドボードを買ったお店、
軽井沢の「D's collection」で、破格中の破格、「もってけどろぼうっ」
価格で購入したのでした。
玄関ホールと、ダイニングにそれぞれ一脚ずつ置いてあります。
チェア四脚と、コーヒーテーブルのセットで売り出されていました。

もともとは、クラシカル・ピンクの布が張られていましたが、さすがに
汚れていたし、クッションもかなりへたっていたので、
張替えをしたのです。

張替え代のほうが、高かったのが、ああ、悔しい。

カーテンに合わせて、赤いベルベット調にしました。
このチェアはどちらかというと、座るより見ているほうが多いです。

そして、もっともあちこちに移動するのが、パキスタンの、
ちょっと変わったチェアです。
私はときどき、オットマン代わりにしています。
娘は、これにまたがって、もののけ姫ごっこをしています。



布フェチ

私は布フェチです。

布を見ると、ついふらふらっと…。

「この部屋にその布は合わないのでは…」
と言ったのは夫でした。(おそるおそるでした)

それもそのはず、アジアンな布だからです。
東南アジアの雑貨屋さんで買ったものばかり。

でもね、私は次のように反撃しました。

「オリエンタル趣味の北フランスの家よん」


さて、レコードプレーヤーをのせたテーブルは、
捨てようかどうしようか迷ったほど、魅力のない丸テーブル。
種類の違う布を二枚重ねたら、あら不思議。
いいじゃない(自己満足)。

  

写真が飾ってあるこの台は、両親から譲り受けた、
四十年前のレコードプレーヤー。
残念ながらもう使えないけれど、思い出という意味と、
デザインが気に入ったことから、リビングで大切にしようと
思いました。
アジアンな布をかぶせてね。


さあ、それではリビングの小窓から、ちらりとのぞくキッチンへ
まいりましょうか。
こちらです。
キッチンが一番苦労したかもしれません。
なにが大変、って…。


★次号予告
「汗と涙のキッチン苦労物語」
お楽しみに!

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まぐまぐ