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■■■軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_026■■■ |
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。
限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。
「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。
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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!
はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。
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完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。
もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。
どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。
まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。
…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp
☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/
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・。・。・ こんにちは。 山口路子です 。・。・。・
お元気ですか?
今週、「軽井沢スタイル」という雑誌が刊行されました。
たぶん、書店にいけば、すぐに目に入ると思います。
そこに、我が家と私が掲載されています。
よろしければ、お手にとってくださいね。
軽井沢情報も充実していますので、おすすめの雑誌です。
それでは軽井沢ハウス物語26話、今日からキッチンを
ご案内します。
今日もどうぞ最後までお楽しみください。
さて、それでは本編にまいりましょう。
前回の復習をしたい、勤勉なあなた。
→バックナンバーはこちらからどうぞ!
http://www.maruei-art.co.jp/k-house/backnumber.html
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第5章 キッチン 。・。・。・。・。・。・。・。
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第26話「大切なものを見失わないキッチン」
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■■■私はどんなキッチンが欲しいのか■■■
家をつくるとき、キッチンをゴージャスにする人というのは、
家事が好きな人なのだろうなあ、とは、ずっと思っていたことでした。
他の人たちはどうなのか、私は家事(いわゆる掃除・炊事・洗濯)に
燃えるときと、死ぬほどそれを疎ましく思うときの落差が激しく、
一言で言えば、「家事が好き」とは言えない女です。
それでも、神経質なところも多分にあるので、部屋が散らかっていると
気持ちが悪く、ゆえに掃除はマメに行います。
洗濯も「逃れられないこと」という理由から毎日行います
(威張ることではありませんが)。
そして、料理。
けっして嫌いではないけれど、「義務」となったとたんに、
うんざりしてしまうのです(ああ、主婦がそんなことを言っていては
いけません)。
そのくせ、どうせいただくなら「身体に良いもの美味しいもの」が
いいと思うから、手をかけてしまって(インスタントを極力使わないとかね)、
一人で疲れたりしています。
さて、義務だろうとなんだろうと、毎日キッチンには立たねばならぬ
宿命のようです。
それならば、快適なものを作ろうというのが人情というもの。
というわけで、こだわってしまいました。
細かいところまで全て一人で決めたので、家づくりの中で、
もっとも発狂しそうになったのが、キッチンプランと言っていいでしょう。
さまざまな雑誌を見て研究しました。
なになに?
「子どもやお客さまと一緒にお料理を楽しめるアイランド・キッチン!」
「コンパクトで作業しやすい、I字型!」
「やはりオーソドックスなL字型!」
「いやいや、なんといってもコの字型でしょう!」
迷います。
いったいどれにするべきなのでしょうか。
雑誌に載っているキッチンはどれも素晴らしく、見ていると、
「こんなキッチンだったら、すごい料理が作れそうだ」
「娘と二人で、あるいは、お客さまと一緒に料理、というのも、
なんだか素敵そうだ。憧れの軽井沢ライフ、ってかんじ」
とか、いわゆる夢が膨らむわけです。
しかしながら、ここで立ち止まって確認しなければいけません。
そうです。
軽井沢ハウスのコンセプト、「日常」を忘れてはいけないのです。
そこで日常をイメージします。
お客さまなど年に何度も来ない。
ゆえに、「お客様と一緒に料理」の夢想は省こう。
次に娘。
一人くらいなら、どんなキッチンだって、一緒に料理できる。
しかも「日常」を考えると、そんな場面は週に一度くらい。この夢想も省こう。
となると、
「キッチンにはいつも私一人」
のイメージが残るのでした。
そうよね、それが日常。
というわけで、私は「自分一人のキッチン」として、どんな空間にしようか、
と考えることにしました。
最初からシステム・キッチンという考えはありませんでした。
なぜなら、「うーん、これなら素敵」と思えるものは、
目が飛び出ちゃうほど高額で、予算に見合ったものは、
「ぜったい嫌だ」と眉間に皺が寄ってしまうほど、
悲しい姿だったからです。
さんざん考えた末に、頭に浮かんだのはこれでした。
「大切なものを見失わないキッチン」。
説明が必要ですね。
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■■■機能的かつ美的かつシンプルに■■■
家の中で、もっともモノが雑然としがちなのが、キッチンではないでしょうか。
食器、調味料、食材、調理用具などなど。
収納についてのところでお話したように、私は必要のないものを家の中に
置いておくのが好きではありません。
なので、キッチンも、「あれはどこにしまったっけ?」と、
一度なりとも言わないで済む、機能的かつ美的かつシンプルなものに
しようとしたのです。
しかし、これこそ言うは易し、行うは難しです。
丸山さんはおっしゃったものでした。
「どーぞ山口さんのお好きなようにデザインしてください。
かんたんにスケッチしてくだされば、図面をおこしますから。
いやー、楽しみだなあ。どんなのができてくるかなあ」
ほとんど他人事のようでは?
なんて思うのは私の気のせいでしょう。
しかも、
「一週間以内にプランをくださいね」
なんて、酷なことをおっしゃったりしちゃって。
というわけで、「頭のなかキッチンだらけ」の一週間が始まりました。
私がまずしたことは、キッチンにメジャーとノートを用意することでした。
そうです。
キッチンに立ち、料理をしたり、片付けをしながら、
「ここに、調味料の棚があると便利」
とか、
「ここに、コップなんかを置ける簡単な乾燥棚があるといいな」
などと、
「こうだったらいいな」を思いついたときに、かたっぱしから
メモしたのです。
また、私はビン・フェチでもありますから、さまざまな食材を
ビンに入れています。
(こちらにそんなお話が・・・4話です)
http://note3.nifty.com/cgi-bin/note.cgi?u=UHH03371&n=ms0316
そのお気に入りのビンの高さなどもはかり、
オープン棚の仕切りの寸法などをメモに書き込んでいったのでした。
食器も同様。
我が家は食器も数が少ないのですが、それらの大きさをすべて測り、
食器棚のサイズを決めました。
ですから、一週間後丸山さんにお見せした、涙と汗でぐちゅぐちゅの(嘘)
スケッチには、センチ単位で、食器棚、オープンラック、水切りラック等の幅、
高さ、奥行きが書き込まれていたのでした。
丸山さんはおっしゃいました。
「いや〜、ここまでしてくださると助かるなあ」
「大変だったんですっ。もうへろへろですっ」
と、私が涙ながらに(嘘)うったえると、丸山さんは
「よーし、それでは細かく確認していきましょう」と、とたんに真剣なまなざし、
プロの目で私のスケッチを覗き込んだのでした。
★次号予告
「汗と涙の結晶と呼んでね、のキッチン」
お楽しみに!
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