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■■■軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_034■■■ |
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。
限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。
「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。
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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!
はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。
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完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。
もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。
どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。
まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。
…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp
☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/
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・・。・。・ こんにちは。 山口路子です 。・。・。・
お元気ですか?
「浅間山噴火」のニュースをご覧になりましたか?
読者の方からもメールをいただきました。
まったく無事ですので、ご安心ください!
それにしても、ものすごい音&振動でした。
私は最初、飛行機が墜落したのかと思いました。
はじめて軽井沢の保育園を訪れたとき、
浅間山が噴火した際の避難所を指示した
ポスターが壁に貼ってあり、驚いたことを、
思い出しました。
ほんとうに、いつ、「それ」があるのか
わかりません。
「いま」を生きることに集中することにしましょう。
と、いつものように、災害に備えることに考えがいかない
私でした。
さて、軽井沢ハウスは、2階にみなさまをご案内したところ
でした。まだお話したいことがありますので、そのままで。
それではどうぞ最後までお楽しみくださいね。
前回の復習をしたい、勤勉なあなた。
→バックナンバーはこちらからどうぞ!
http://www.maruei-art.co.jp/k-house/backnumber.html
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第9章 SOHO 。・。・。・。・。・。・。・。
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第34話「カビ知らずドア」
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■■■手形のカビは、もう見たくない■■■
2階には比較的広い収納があります。
屋根の傾斜を利用したスペースなのですが、ちょっと広すぎたかな、
と反省しています。
22話で、収納についての考えを次のようにお話したこと、
覚えていらっしゃいますか?
Bacnumber Vol_22参照
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「すべては、とっておくスペースがあるからいけないのだ!」
そうです。
場所があるから、とりあえず、とっておいてしまうのです。
だから、すっきりとした生活をするためには、収納スペースを
狭くするしかない。
これが、私の、おそらく誰にも賛成してもらえない意見です。
というわけで、「軽井沢ハウス」は収納スペースが比較的少ない
家になったはずなのですが、
まったく作らないというわけにもいかず、2階部分になぜか割と
たっぷりした収納スペースが、できることになりました。
(2階をご案内したときに、お見せしますね)
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はい、そうです。
ちょっと広すぎる収納スペースとなって
しまったので、不要なものを放りこまないように
気をつけることにします。
さて、私は、この収納スペースに湿気がこもることが、
とても心配でした。
なにしろ、ここは軽井沢。
「湿気→カビ」への工夫は不可欠です。
以前に借りて住んでいた家は、いわゆる「夏の別荘」でしたが、
移住一年目の梅雨のころ、
リビングに数日放置していたバッグに、手形のカビが
発生していたことがありました!
押入れにしまってあるものも、ほとんどカビ。
いくつバッグを駄目にしたかわかりません(涙)。
このような涙の体験があったので、
「ぜったいカビに出会わない収納」に私が情熱を燃やすのは、
当然のことといえましょう。
しかし、周囲の人たち(夫とか丸山さんとかいろいろ)は、
「まあ、湿気がこもりにくい2階だし、大丈夫でしょう!」
といった雰囲気。
私は「なんてみんな楽天的なのか」と思いつつも、具体案が
ないため、唇をかみしめるしかありませんでした(おおげさ)。
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■■■「いいこと」は「めんどうなこと」?■■■
「それ」を思いついたのは、家もほぼ出来上がって、あとは、
ドア関係をつけるだけ、といった段階でのことです。
その日、私はひとり2階に上がり、気になる収納スペースをじっと
眺めていました。
ここに、ドアがつくわけね。
きっと「湿気がこもる」ことが心配で、私はドアを開けっ放しに
しちゃうでしょうね。
それで、中はいつも丸見え、ってわけ。
いやだなあ。
なんとかならないかなあ。
と思いながら。
そして頭の中でひとり会話をするのです。
ドアを閉じながら、ドア開けっ放しと同じ状態にできないかなあ。
そんなのできるわけないじゃん。
そうかなあ。
そうだよ、あきらめなよ。
いや、できないかなあ。
できないよ。
できる。できない。できる。できない。
あ、ちょっと待って!
できる、できますっ。
私の頭にぴかっとアイデアが閃いたのです。
そうだ、ドアの枠はそのままに、内側を格子みたいに
して、裏側にレースの布を貼れば、
「ドアは閉じたままで、ドア開けっ放しと同じ状態」
にできる!
私はさっそく、近くでなにやらごそごそと
していた(もちろんお仕事でしょう)現場監督の酒井さんに
言いました。
「酒井さん、いいこと思いついちゃいました」
ここで酒井さんの頬がひきつったように見えたのは、
ええ、思い過ごしというものでしょう
(ただ、私にとっての「いいこと」は、
酒井さんや丸山さんにとって、「めんどうなこと」につながる
ことがほとんどです。自覚してます)。
私は酒井さんに自分のアイデアを話しました。
酒井さんは生真面目なお顔で「なるほど、なるほど」
とうなずかれます。
「できますか?」
と私は尋ねました。
すると酒井さんはおもむろに、紙とペンと取り出して、
デッサンをはじめたのです。
そして、得意そうに、
「こんな感じですよねっ?」
「そうです! できるんですね?」と私。
「やってみましょう」
酒井さんはそれは爽やかにおっしゃいました。
ありがとう!

こうして、空気が部屋と同じ状態でいられる収納スペースが
できあがったのです。
裏側にはレースの布をつけました。
もちろん、これは自分で。
気に入った布を買って、ビョウで留めただけです。
いつでも交換できるところもマルです。

いま、おかげでまったくのカビ知らず。
バッグも服も、安心してしまっておけるので、このドアを
「カビ知らずドア」
と命名することにしました。
★次号は「2階には暖房器具なし! の秘密」
お楽しみに!
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