軽井沢ハウス物語-バックナンバーVOL_035
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恋愛とエロティシズム・。・。作家:山口路子の「軽井沢ハウス物語」・。・。
・。・。・。イメージは・。・。・。 北フランスの田舎家・。・。・。・。

限られた予算でどこまでこだわれるのか。どこまでできるのか。
何を捨てて何を取るのか。

「お金をかけずに、優雅に暮らす!」ライフスタイルを目指す
山口路子の家づくり&インテリアマガジン。

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軽井沢の片隅にたたずむ、一軒家。
北フランスの田舎家風の外観に魅せられて、あなたが訪ねていらっしゃいました。
ようこそ!

はじめまして。山口路子です。どうぞゆっくりなさっていってくださいね。

完成したばかりのこの家は、「軽井沢に合った家」
を目指してつくられました。
ポイントは2つ。
ひとつは、軽井沢の風土に適合していること。
もうひとつは、「美」的観点から軽井沢の風景に合っていること。

もちろん、さまざまなこだわりもありますから、
あなたが軽井沢とは縁のないところに住んでいたとしても、
家づくりやインテリアに興味があるなら、
きっと楽しんでいただけると思います。

どこまであなたの共感を得られるか、
卒倒しそうなほど不安ではありますが、
勇気を出して、さあ、さっそくご案内をしましょう。

まずは、明るいうちに家の外側をご覧になっていただきましょうか。
陽が落ちると、とたんに冷えますからね。
さあ、こちらです。

…といったかんじで、このマガジンは、あなたに私の家を
ご案内するかんじで進めてまいります。
だめよ、途中で帰るなんて言わないでね。
どうぞよろしく。
☆メールはこちらまで
muse@angel.ne.jp

☆山口路子の公式サイト「ギャラリーカフェ・ミューズ」はこちら
http://www.angel.ne.jp/~muse/


・・。・。・ こんにちは。 山口路子です 。・。・。・


お元気ですか?

軽井沢は、保育園の運動会も早々と終わり、秋が深まるのを待つばかりとなりました。

さて、軽井沢ハウス物語、みなさまに我が家をご案内する時間も、残りわずかとなりました。

予定としては、今月中に終了いたします。
今回の配信を含め、残り3回です。

最後までおつきあいくださいね。

ところで、先週の予告で、
「2階には暖房器具なし! の秘密」
と書きましたが、うっかりしてました。

以前に、ちゃんと、それについてふれていたのでした。
ごめんなさい。
どうぞこちらをご覧ください。

http://www.maruei-art.co.jp/k-house/backnumber/vol_024.html

というわけで、今日は、2階SOHOと並んで、ひっそりと
存在するゲストルームをご案内しましょう。ことにしましょう。

前回の復習をしたい、勤勉なあなた。
→バックナンバーはこちらからどうぞ!
http://www.maruei-art.co.jp/k-house/backnumber.html



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第10章  ゲストルーム  。・。・。・。・。・。・。・。

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第35話「一部屋くらいは畳の部屋、という考えについて」


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畳は、ほんとうにおちつきますか?

この軽井沢ハウスに「畳」は似合わないのではないか。
いや、ぜったい、似合わない。

この考えは今でも変わりません。

けれど、一般的には、どんなに洋風なつくりの家であっても、
「一部屋くらいは畳の部屋がほしい」というのが人情のようです。

その理由は「おちつくから」が、これまた一般的なようです。

ところが私は、畳の部屋は「おちつきません」。
じゅうたんにソファ、あるいは、じゅうたんにベッド、のほうが
よっぽどおちつきます。

これはほとんど体質と好みによるものなので、理由を問われても
困るたぐいのものです。

なのに、なぜ、なぜ、軽井沢ハウスに畳が出現したのか!
ゲストルームが畳となったのか!

これについては、深い理由があるのです。

というのは嘘で、

以下のような流れがあったのでした。


  
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カーペットが畳に替わるまで

「ゲストルーム、当初はSOHOと同じカーペットにしようと
考えていました。
ところが、ここをゲストルームとするとなると、そして、
カーペットとなると、
ベッドを買わなくてはいけません。

やはり、カーペット&布団
は、抵抗がありますから。

けれど、ベッドを二つ購入し、設置するとなると、ほんとうに、
ここは「ゲストルーム」以外に使い道がなくなります。

ところで。
ちょうどそのころ、私は毎晩の「体操」を熱心に行っていました。
それは「気功」ちっくなもので、雰囲気的には「畳」が似合うものでした。

ある夜、いつものように体操をしながらぼんやりと思いました。

「あの部屋を畳にすれば、ベッドを買わなくてもいいし、
体操も気持ちがいいかもしれない・・・」

夫に相談すると、
「どっちでもいいんじゃない?」
と、予想通りの答え。

そこで、丸山さんに相談すると、

「えっ! 軽井沢ハウスに畳ルームですか?!
山口さんと畳って、合わないなあ。それに、洋室でつくっていますから、
今から和室にするのは無理ですよ」

だって。

私は一晩じっくりと考えました。
前にも書いたように、2階については、ほとんど考えていなかったので、
はじめて、じっくりと考えたのです。

そして結論を出しました。

「一部屋くらい、和っぽいのがあってもいいかも。おもしろいかも」

そして、翌日、丸山さんに伝えたのでした。

「和室ではなく、カーペットを畳にする、という感覚で、畳にしまーす」

丸山さんは、「いいんですか? ほんとうに?」
とおっしゃいながら、それでも、畳のサンプルを
持ってきてくださったのでした。

ね?
ぜんぜん、「深い理由」ではないでしょう?
はっきり言って、
「一時の気の迷い」というやつです。私としたことが。



今、私は、

「何も畳にする必要はなかった。体操は、
SOHOのカーペット上でやっているし」

と思っていますが、
ときおり、
夫と娘が、畳ルームで合気道の稽古などを
やっているのを見ると、
なんとなく、ほっとするのです。

人は、自分の失敗を認めたくない生き物ですから。


ゲストルームは必要か

それから、これは大変言いにくいことなのですが、
私は、もともと「ゲストルーム」はいらない、と思っているのです。
我が家がどこかの山中の町にあるなら、話は別ですが、
ここは軽井沢です。
宿泊施設はあふれています。

遊びにいらした方には、お好きなところに宿泊していただいたら、
みんな幸せなのでは、と思っているのです。

もちろん、「おもてなし大好き」という体質の方は、
ありがたくも存在しますから、そういう方々は「ゲストルーム」
の必要性を疑いもしないでしょう。

けれど、そうでない方がもおいでで、けっこうこちらも
多かったりします。

軽井沢の友人知人に聞いてみると、

「家には宿泊設備なし、ということで徹底している」

方も多いようです。
彼女たちが言うには
「それほど親しくない人でも、軽井沢にタダで泊まれる、
というだけで、遊びに来るのが困る」
のだそうです。

私の場合は、以上のような理由がないわけではありませんが
(どうも、はっきりしません、臆病者なのです。お許しを)、

「家のなかに、無駄なスペースがあるのが嫌」
ということが挙げられます。

一年を通して十回以内の利用回数ですからね…。

でも、

人の世というものは、そんなに割り切れるものではなく、
一見、無駄だと思うことにも意味がある。

のかもしれません。

ということで、このゲストルーム、しばらくは現状のまま
でしょう。

ほんとうに、このゲルトルームが一番、問題を抱えたまま、
作ってしまった部屋かもしれません。

もう頭のなかこんがらかって、2階まで考えられないっ。

という状況であったことは確かですが、
同じ結果になるにしろ、もう少し、もう少し、熟考してから
決めたかった、と今は反省しています。



でも、和風のスクリーンを選ぶのも楽しかったし、
そんなマイナスのことばかりでもなかったかな、
ということにしましょう。


★次号予告
「家作りを終えて。その1」

お楽しみに!

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まぐまぐ